昨夜、神戸から帰ってきました。
6月3日は兵庫県西宮市の苦楽園にある堀江オルゴール館の創設者
『堀江光男氏を偲ぶ会』でした。。
堀江のおじいちゃまの優しいお人柄を慕って、たくさんの人々が集まりました。
まずは、約360台もあるコレクションの中から、
特に堀江のおじいちゃまが大好きだった楽器の演奏が披露されました。
ロシア革命後、政府の手で別々に国外へ売り飛ばされ、
90年後、奇跡的に堀江オルゴール館でめぐり逢った、
ロシア最後の皇帝ニコライ二世とアレックス皇妃のオルゴールはもちろん、
とても貴重な楽器の演奏の数々。
その後、ご自宅が公開され、広い庭園散策もしながら、みんなでおじいちゃまの思い出話。
お庭の石碑には手回しオルガンを奏でるおじいちゃまの姿が。
そして最後に、一般には公開されたことの無い、
1906年イギリスエオリアン社製のオルガン自動演奏が披露されました。
この楽器は、ご自宅の広間にあるオルガン。
ロールペーパーで自動演奏するのですが、普通にオルガンとして奏でることができます。
今から8年前だったでしょうか、まだ、おじいちゃまがお元気な頃、
ご家族やオルゴール館職員の皆様の前で、私、一度だけ演奏させて頂きました。
J.アルカデルトの“アヴェ マリア”です。
おじいちゃま、とってもとっても喜んで下さって、その時の笑顔が今でも忘れられません。
おじいちゃま、天国でもたくさんの夢の音に包まれますように・・・。